今日は先週からのつづき、北海道の離島・奥尻島の旅です。

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奥尻島の北端、「賽の河原」から南へ5kmほど走ると、こんな風景が見えてきます。





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岩山の上に赤い屋根のかわいらしい神社が。宮津弁天宮といい、1831年に島民が大漁祈願のためにお社を建てたのが始まりだそうです。




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説明板には昔の写真が。かつてはこの急な階段を御神輿をかついで上り下りしたそうですよ。





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見るからに大変そうなので、向こうに行くのはやめておきました・・・。







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続いて、島内で2番目に標高が高い球島山の展望台にやってきました。この階段を上がりきると・・・





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360度、見事な眺めが広がります!





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こちらは島の西側、先ほど奥尻和牛を見たあたりです。





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反対の東側を見ると、瀬棚港に向かうフェリーが出港したところ。





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フェリーターミナルの近くにある鍋釣岩も見えました。





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つづいて、島の一番南端にある青苗地区にやってきました。





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青苗漁港には、不思議な形の建築物があります。これは、地震に伴う津波が来たときに避難するための人工の高台です。




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1993年に起きた「北海道南西沖地震」でこの島は津波に襲われ、多くの犠牲者が出ました。そのときの教訓から、一刻も早く高いところに避難するため設けられました。




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青苗地区には広い公園があります。南西沖地震の前はここにも多くの民家がありましたが、すべて津波にさらわれてしまい、その後公園として整備されました。




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公園の一角に、地震で亡くなった人々の慰霊碑「時空翔」があります。




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中央のくぼみは震源の方向を向いていて、震災があった7月12日には、この位置に夕日が沈みます。





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時空翔のすぐそばに、災害の被害を語り継ぐために立てられた「津波館」があります。





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写真や模型で、当時の被害の様子を知ることができます。人数が少なくても、希望すれば解説員が付いて解説をしてくれます。




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被害の様子を表す写真。津波は島のほぼ全域を襲い、一番高いところでは29mもの高さになりました。





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館内には災害の記録のほかに、島内の遺跡からの発掘物も展示されています。8,000年前から人が住んでいた痕跡があるそうです。




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この勾玉は長さ5センチと、日本最大級の大きさ。今の新潟県で採れる石を使っており、当時から広い範囲で人や物の交流があったことを示しています。




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公園の南端には「徳洋記念碑」があります。明治時代にこの沖でイギリスの軍艦が座礁した際、島民や他国の船が協力して救助にあたった事を称え、1931年に建てられました。







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この記念碑はこの地区で唯一、津波に耐えて立ち続けました。80年も前の建物なのに、すごいですね!その姿は、被災後の地元の人たちの心の支えになったそうです。




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さて、宿に帰って、楽しみにしていた晩ご飯です!生ウニのシーズンは残念ながら終わってしまっていますが、アワビもありますよ~。




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アワビのお刺身に・・・





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まるまる1個、アワビ焼き!イタリアン風の味付けが絶品です。




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これはウニ汁です。材料はウニとニラと水だけ。調味料は一切使っていないにもかかわらず、とてもおいしかった!





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翌日、台風が近づいて海が荒れそうだというので予定を変更、朝一番の江差へのフェリーに乗って島を後にしました。




 美しい海岸の景色、歴史的遺構と災害の教訓、そしておいしい海の幸。さまざまな面をもつ奥尻島を存分に楽しんだ旅でした。北海道旅行のリピーターの皆さん、次はこんな島の旅もいかがですか?

奥尻島へのアクセス:
<フェリー>
江差港~奥尻港 夏期1日2往復、冬期1日1往復 およそ2時間10分
瀬棚港~奥尻港 1日1往復 およそ1時間40分(5月1日~10月15日の季節運航)
<航空>
函館空港~奥尻空港 1日1往復 およそ30分

奥尻島観光協会HP → http://unimaru.com/ (日本語)