札幌の中心部は積雪がすっかり消えました。最近の最高気温はおよそ10度前後。天気予報にはまだ雪のマークもありますが、春が近づいてきていることを感じるこの頃です。

今日は札幌市内の百合が原公園で展示中の、北海道に春を告げる野の花をご紹介しましょう。




百合が原公園は札幌市内から車で20分ほど。これは昨年夏に撮ったものです。こんなふうに広々とした緑地や花壇があるところなのですが・・・





今はまだ雪が残り、寒々とした風景。今回は公園内の温室で4月1日から開かれている「野の花展」を見に来ました。







温室に入るには、130円の入場料が必要です。









温室と行っても、中は熱帯のような暑さではありません。本州以南の冬の気温に合わせてあるそうです。








中に入ると、目の前に「野の花展」のコーナーがありました。






これからの時期、北海道の山野に咲く花を集めた一角です。






春一番に咲くのが、この福寿草。雪がまだ消えきらないうちから、鮮やかな黄金色の花を咲かせます。







長く白一色の世界を見てきた目には、まるでそこだけ、暖かい灯が灯ったように見えます。









紫色のエゾエンゴサク。咲いている場所によって、花の色が淡い青から紫、赤紫、ピンクなど様々な色に変化します。









一つ一つの花はとても小さいのですが、たくさん群れて咲くとまるで紫の絨毯を敷いたような景色になります。









うつむいて咲く「カタクリ」。根から取れるでんぷん「片栗粉」は、かつて食用に使われていました。今の片栗粉はじゃがいもなどから作るそうですが。







岩場に咲いている「エゾキスミレ」。北海道にしかない固有種です。







「シラネアオイ」は、野の花の中ではかなり大きい部類です。










花の直径だけで10センチほどあります。









白と緑のコントラストがきれいな「オオバナノエンレイソウ」。







この花は、北海道大学の校章のモチーフにもなっています。









にぎやかに咲いているのは「エニシダ」。








マメ科の植物と書いてありますが、なるほど、スイートピーみたいな形をしていますね。








ここまでずーっと下ばかり向いていたので気づかなかったのですが、ふと上を見ると・・・






おやまあ、桜が咲いていました!







北海道の野山で見られる「エゾヤマザクラ」です。花と葉が同時に出るのが特徴。







やはり春の代表は桜。開花が待ち遠しいですが・・・







これは外にあった桜の木の芽。まだまだ時間がかかりそうですね。北海道では、桜は4月の末から5月に咲き始めます。



北海道の4月は、このような野の花が桜に先駆けて咲き、私たちの目を楽しませてくれます。札幌でも市の中心部をちょっと外れれば、藻岩山・円山・中島公園などで野の花を見ることができるので、お時間のある方はお散歩がてら、小さな花を見つけてみて下さい。



<百合が原公園>
札幌市中心部から車で20分
JR札幌駅から学園都市線でおよそ20分「百合が原」駅下車 徒歩7分
入場料は無料 有料施設有り
公式HP : http://yuri-park.jp/