札幌は例年似なく雪の少ない状態が続いています。生活者の立場から言えば、雪かきの苦労がないのは助かりますね。スキー場などではしっかり雪は降っているようなので、ご安心下さい。
                  
 今回は、札幌市の観光名所、時計台の話題です。よく知られている観光名所なのになぜ今さら?と思うかもしれませんが、今回ご紹介するのにはいくつか理由があるのです。







札幌市時計台は札幌市の中心部にあります。1878年に、札幌農学校(今の北海道大学)の施設として建てられました。












今回ご紹介する理由その1。冬は周りの木の葉が落ちるので、建物全体が見やすくなります。











それに、雪が降る夜の時計台の美しさは、まるで絵のようですよ。












入り口正面には「演武場」の額がかかっています。「演武場」というのは今で言う体育館や講堂のこと。












中の資料館に入るには200円の入場料が必要です。高校生以下は無料。












札幌農学校時代は、1階が標本室や教室、2階が演武場でした。各部屋の入り口には、もとは何の部屋だったかが書いてあります。










メインの展示室に入ってすぐに目に付くのが、時計台が出来た頃の札幌農学校のジオラマです。










こんなに何にもない、広々としたところだったんですね!今の様子とはまるで違います。










背景として1880年と1881年の写真も展示されています。開拓が始まってまだ10年程度の札幌の風景です。









ほかにも時計台と札幌の歴史に関わる様々な資料が展示されています。英語や中国語の解説もありますよ。













奥の階段から2階に上がると・・・












こんな広い空間が広がっています。ここがかつての演武場。今も時々コンサートや結婚式を行うホールとして使用されています。










今回ご紹介する理由その2。昨年秋、札幌農学校の初代教頭を務め、この演武場の構想を作ったアメリカ人、クラーク博士の像が設置されました。








クラーク博士の像は北海道大学の構内や羊ヶ丘にもありますが、ここでは隣に座って記念写真も撮れます。













クラーク博士の像と反対側に、時計塔があります。












実際の時計は3階以上にあり、一般には公開していません。かわりに説明の映像が流れています。












時計はアメリカのハワード社製。1881年に設置された当時の機械が今も正確に動き続けているんです。世界でも希少な例だそうです。














時計の動力は電気ではなく、なんと箱に石を詰めただけのおもり!巻き上げられたおもりが、少しずつ落ちながら歯車を回します。3,4日に一度、人力で巻き上げるそうです。











時計塔の中を覗いたところ。右側の木枠の中に時計の針を進めるためのおもりが、左側には鐘を鳴らすためのおもりがぶら下がっているそうです。









正時にはたくさんの歯車やカムが連動して鐘を鳴らします。仕組みが複雑でびっくりしました。









もうひとつ驚いたのが、時計の針。これは1881年から90年近く使われたものですが、なんと木製だそうです。今使われているものも木製。てっきり金属製だと思っていました。











140年前から変わらない姿をとどめている時計台。歴史や中のしくみを知ると、いっそう興味深く見られます。







 そして、今回時計台をご紹介した理由その3。
 今年の6月1日から10月31日の5ヶ月間、時計台は外部の改修が行われます。劣化した部分を補修や塗装が行われるのですが、この期間は建物が工事用の足場やシートで覆われて見えなくなります。つまり今年時計台を見られるのは5月まで、あるいは11月以降ということになります。時計台を観光したい、と思っている方は要注意です。


<札幌市時計台>
開館時間:1月1日~3日を除く毎日 8:45~17:10(入館は17:00まで)
     2018年6月1日~10月31日は休館
入場料金:大人200円 高校生以下は無料 
HP  http://sapporoshi-tokeidai.jp/ (日本語・英語)