今回は前回からの続き、北海道南部・檜山地方の旅の後編です。





翌朝、散歩の途中で見た風景です。海辺にはあちこちにハマナスの花が咲いています。











港近くで見かけたウニ漁の小舟。ゆうべ夕食に旬のウニが出ましたが、こうして捕られているんですね。










旅亭群来の朝ごはんは、見るからにヘルシーな和食。











自社農場でとれたばかりの新鮮な卵もあります。










これで作った卵かけご飯は絶品でした!











朝食の席にさりげなく出されたこの湯飲みは、近所の民家の蔵から見つかった伊万里焼で、明治末期か大正初期(およそ100年前)のものだそうです。








ここ江差は、北海道の中では最も早く本州からの移民がやってきて発展した町です。歴史を感じさせるところが町内あちこちにあります。











その一つが「いにしえ街道」。江差では明治時代までニシンや檜の取引が盛んに行われ、それで栄えた商家や問屋、蔵などの歴史建造物が多く立ち並んでいます。












いにしえ街道の中程にある姥神大神宮は、およそ570年前に創建された、北海道で最古と言われている神宮です。









毎年8月9日~11日にはこの神宮のお祭りが行われ、13台の山車が町中を練り歩きます。普段は人口8,000人の江差に5万人もの人々が集まり、賑わいます。(資料写真)









こちらは1887年に建てられた、役所と警察署を兼ねた建物。当時はまだ珍しかった洋風の建物です。1997年に修復工事が終わり、創建当時の姿を取り戻しました。








江差の歴史についてはこちらのブログで詳しく紹介していますので、興味がある方はこちらもどうぞ。 
→ http://bluesky-travel.co.jp/archives/11899









江差をあとにして、海沿いの道を更に南下。車で20分ほどの上ノ国町に向かいます。










上ノ国町でまず立ち寄ったのは、今年4月にリニューアルオープンした道の駅「もんじゅ」です。










中では海産物を中心に、町の特産品が売られています。2階にはレストランもあります。











建物の裏側にはこんな気持ちの良い広場がありました。










岬の突端から見える景色。平日のせいか私以外は誰もおらず、この絶景を独り占めです!











この美しい海の色!











北の方角には、江差の市街地とかもめ島もはっきり見えます。










一休みした後、ここからすぐの所にある「勝山館跡ガイダンス施設」にやってきました。










「勝山館」というのは、今から600年ほど前、標高159mの夷王山の中腹に築かれた山城です。これは当時のようすを現した復元模型。









遺跡からは10万点余りの出土品が発見され、その一部がここに展示されています。中国産の青磁や銅銭もあり、広く交易を行っていたことが窺えます。











この建物の下には墳墓があったそうで、室内に発掘時の状況が再現されています。












勝山館の発掘場所までは歩いて行けますが、時間がなかったので夷王山の頂上から見るだけにしました。白く見えるのが館があった場所です。









最後に国の重要文化財「旧笹浪家住宅」を見学。1700年代に北海道に移り住み、代々漁業や海産物商を営んでいた旧家の住宅です。









残っている記録から、建築時期は1800年代前半と推定されます。黒くなった梁に年月が感じられます。










江戸時代中期のものとされる甲冑と、笹浪家に代々伝わる立派な仏壇。早くから人が移り住んでいた道南地方ならではの、歴史を感じさせる光景です。










有名な修験僧・仏師である円空(1632-1695)が彫った阿弥陀如来像も展示されています。明治時代に、海を漂っていたところを拾い上げられたと伝えられています。












日本海の絶景と歴史的な見所を楽しんだ檜山地方の旅。1泊2日の滞在を終えて札幌への帰途につきました。




今回訪れた乙部町・江差町・上ノ国町は観光客がそれほど多いところではありませんが、海辺の美しい景色や北海道の歴史に興味がある方にはぜひお勧めしたいところです。今回は札幌から行ったので移動が長かったのですが、函館から江差まではバスで1時間半ほどなので、函館観光の際に足を伸ばすのも良いでしょう。また江差からフェリーに乗って、日本海に浮かぶ奥尻島の観光に行くこともできます。